家の歴史、自分史をまとめるサービスをはじめたわけ
こんにちは。書籍編集者&ライターの西田めい と申します。
大阪の編集プロダクション勤務時に古事記、百人一首、源氏物語、枕草子、平家物語、奥の細道など、多数の古典関連書籍の編集、執筆を担当し、古典のおもしろさに目覚めました。柳田國男検定・中級合格(こんな検定あるんですよ、笑)。著書に『二十四節気のえほん』(PHP研究所)、『はじめてであう古事記』上下巻(あすなろ書房)があります。その後、プロダクションから独立し、現在はフリーランスで編集とライターをしております。
目の前の人が喜んでくれる本を作りたい
私はこれまで、数々の商業本の制作にかかわってきたのですが、
そのうちに「もっと目の前の人が喜んでくれる本を作りたい」と思うようになりました。
そして「自分が人のために役立てることは何か」を考えた時に、
個人の家の歴史や、自分の歴史をまとめる本のお手伝いをしよう!
と思い至ったわけです。
その後、いろんな方にご協力をいただき、3年間くらい試作を重ねましたが、
家の歴史、自分史、というジャンルには迷いはありませんでした。
というのも、習字、くもん、ピアノなど全ての習い事を続けられなかった自分が、唯一、9歳から今まで続いていることが「日記を書くこと」だったからです。また、思春期ごろに近代文学にハマっていた影響で目にした久米正雄さんの言葉にも影響されたと思います。ここに引用しましょう。
凡ゆる人は、みんな「私小説」の材料を持つてゐる。そして、誰でもが、表現力に於て恵まれてゐるならば、一つ一つ私小説を書き残して、死んで行くのが本当なのだ。
『「私」小説と「心境」小説』久米正雄
偉人だけではなく、誰もが一生に一度のドラマを生きています。
私は1冊目に自分の母親の本を作りました。
母親は今年の春に亡くなり、「あの時、もっとああすればよかった」などの後悔もあります。
でも、『FAMIRY STORY BOOK』に収められた写真の母親は笑っていて、「オカンはいい人生を生きたよな」とも思えるのです。


